東京数寄フェス 上野造船所 最終日!

「数寄丸」という新しい命が生まれた。
同時に僕自身の殻がバリバリ割れる瞬間だった。

今まで250艘の葦船を同じ形で同じ作り方で作り続けた僕にとって、丸い種のようなデザインで葦船を作ることでまったく新しい感覚が芽生えたのだ!

それはチチカカ湖の作り方を伝承するという殻の中に閉じ込められていた
「何にも縛られることなく自由に作りたい!」
という感覚だ。

まさに僕の中での「探検」と「アート」の融合だった!

画像に含まれている可能性があるもの:空、木、植物、橋、屋外、自然、水

画像に含まれている可能性があるもの:高層ビル、空、屋外、水

画像に含まれている可能性があるもの:屋外、水

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、空、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:2人、、スマイル、立ってる(複数の人)、空、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:6人、、スマイル、自分撮り、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:20人、、スマイル、子供、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:4人、、スマイル、立ってる(複数の人)、靴、屋外

 

画像に含まれている可能性があるもの:木、植物、屋外、水

9月2日 石川仁 講演会 in 宮崎・日向

9月2日日本航海協会主催で宮崎県日向市にて講演会やります!
葦船が運ぶ知恵の意味、太古の手紙運びます。
日向は、古事記にも出てくる古代海洋民族の歴史が色濃く残る地。
ここにも葦船の縁が生まれるんだなあ。
タイミングが合う方はぜひ!

◇日本航海協会講演会
太古からの手紙 ~葦船が伝えるもの~

講師:石川仁
日時:9月2日(土)18:00開場 18:30~20:30
場所:大王谷コミュニティーセンター大会議室(宮崎県日向市亀崎東4丁目10)
参加費:前売り1,000円 当日1,300円
主催:NPO日本航海協会
問い合わせ:日本航海協会事務局三股:090-8832-9950

ソトコトの4月号に掲載されました!

ソトコトの今月号に3万年前の航海プロジェクトの記事が掲載されました!
プロジェクトのメンバーであり我が海旅一座の座長こと洲澤さん (Suzawa Ikunori)がドドンと書いてくれました。
記事の中で、「人を束ね 草を束ねる男」として草舟の設計・製作担当の僕を紹介してくれている。そういわれるとうれしいなぁ。
鋭く男らしい文章で航海の様子を皮舟大工の視点で書いている。
読んでいて気持ちのいい。
ソトコトの4月号、ミーシャの記事の後に載ってます。
ぜひぜひ読んでみてくださいね。

モアナと伝説の海 観てきました!

ディズニーアニメションの最新作
「モアナと伝説の海」
早速、観てきた。
ずっと気になっていた太平洋の海の物語。
伝説、南太平洋、伝統カヌー、スターナビゲーション、お前は海に選ばれた、海に愛される能力、海へと冒険の旅、島や世界を闇から守るため、大海原を駆ける、
追い風受け漕ぎ出せばきっとわかる、
光り輝く海が私を呼んでいる
そんな言葉が散りばめられた映画だった。
目に映るのはアニメとはいいがたいリアルな眩い海と美しい太平洋の島たち。
思わず何度も涙が溢れた。
このタイミングでこの映画が世に生まれるのは意味があると感じた。
葦船で太平洋を航海することと大きく深く重なる。

きっと海からの手紙が動き出しているのだろう。

僕らが取り組む実写版のドキメンタリー冒険映画
「葦船太平洋航海プロジェクト」
さて、風や海や島々と話しながら旅することをどうやって伝えていこうか。

モアナと伝説の海 主題歌
「どこまでも ~How Far I’ll Go~」

打ち寄せる波をずっと一人見つめてた
何も知らずに。
そうよ。
期待に答えたい
でも気付けばいつも
海に来てるの。
どの道を進んでも
たどり着く所は同じ
許されないの
憧れの遠い海
空と海が出会う所は
どれほど遠いの
追い風受け漕ぎ出せばきっと
わかるの
どこまで遠く行けるのかな?
そうね。
みんなとても幸せそうだわ
それはわかるの
そうよ自分の居場所が
あるのって本当素敵なことよね
この道を進んでく
望まれることは同じ
でも心に響くのは
違う歌
光り輝く海が私を
呼んでいる
「おいでよ」と
「早く見つけてほしいと」呼んでいる
教えてよ
そこには何が待ってるの?
空と海が出会う所は
どれほど遠いの
追い風受け漕ぎ出してきっと
私は行くのよ

・・・・・・・・・・・
是非、観てほしい。
特に未来を生み出す子供たちに。

http://www.disney.co.jp/movie/moana.html

あけましておめでとうございます

僕はよく、「風」という言葉を使います。
それは物理的な風だけでなく、
心の真ん中から吹くイメージのような風のことです。

「こころの思いに自分を乗せて風とともに進んでゆく」

みなさまにも今年一年、いい風が吹きますように!

2017年 元旦

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探検家 石川 仁 トークライブ@京都

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~数千年前の古代草船で太平洋航海に挑む~

船の文化の伝承をライフワークにしてから22年。
探検家 石川 仁がアメリカ西海岸より20mの古代葦船を建造しで太平洋航海に挑みます。
今回のトークライブでは太平洋航海プロジェクトの思いを伝え、葦船の知恵と海からの学びとを自らの体験から語ります。

◎日時
12月4日(日) 13:30 開場
14:00 ~16:00 石川仁 トークライブ 「葦船太平洋航海に挑む」

◯会場
コミュニティ・スペース花の駅
京都市北区鷹峯土天井町12(たかがみねどてんじょうちょう)
http://hananoeki.wixsite.com/kyoto

☆お電話で直接の問い合わせはご遠慮ください。

◎アクセス
京都市バス「土天井町(どてんじょうちょう)下車すぐ」
自転車およびバイクは建物の前に停められますが、お車は駐車場がありませんので、仏教大学より鷹峯街道入ってすぐのコインパーキングをご利用くださいませ。(台数がかなり少ないのでお気をつけくださいませ。)

◎料金
おひとり1,500円 小学生以下無料

◇申し込み
fumi.skywalker(☆)gmail.com  (☆)を@に変えて送信してください。(よしもと ふみ宛)
こちらにメールで、お名前、連絡先を記入して送ってください。
または、facebookイベントページにて参加申し込みください。
イベント名「海族 石川 仁 トークライブ@京都」

◇問い合わせ
上記よしもとまで

葦船太平洋航海プロジェクト

長く温め続けた思いをかなえるために動き始めます!

アメリカ・カルフォルニアで20mクラスの葦船(あしぶね)を作り、風と海流に乗って太平洋を航海すること。
そして航海を通して多くのことを世界中のみんなと一緒に学ぶことを目的とした旅。

それは純粋に葦船という太古から受け継がれた知恵により深く触れてみたいという思いです。

数千年、いや数万年もの間つづいている「草を束ねた船」の美しい知恵はどうして現代まで受け継がれているのか。
僕はその疑問をみんなと一緒に考えて学んでいきたいのです。

人間がコントロールして進む現代のやり方を横目に、
風に、潮に流され漂流しているかのように進むこの古代の乗り物はもしかすると自然の意志によって運ばれているのではないのか。
そんな感覚を僕は今までの太平洋、大西洋の葦船航海で何度も何度も体験しました。

まるで自然の意志と葦船の意志がつながって進み、
そしてそこに人の意志が重なり海を越えていくのが古代の航海術なのだ、というように悠々と海を舞う葦船。
そうやって数百キロ、数千キロ先の見えない島や大陸を目指し、船という命を運んでいるのではないかと思えてならないのです。

草を束ねた船に乗っているのは人間だけではありません。
船の中にいるバクテリアや菌類、小さな昆虫、木の実や種、船底には海藻、フジツボのような貝類、小さなエビも見かけました。
そして船を突く小さな魚たち、その周りを泳ぐ大きな魚たち。
まるで多様な生き物が集う浮島の様にみんなで海を旅していくのです。

やがて一艘の草の船が見知らぬ島にたどり着きます。
共に旅した命たちがその島の命と混ざり合い新たな生態系が時間を紡いで生まれていくのでしょう。

ある意味、葦船を動かす人間はそんな多くの生き物を無事に運ぶために航海している、といったら言い過ぎでしょうか。

そんな僕が体感してきた葦船の存在する意味をもっと深くみんなと考えてみたいのです。
そこには太古からつづく知恵があり、それを現代から未来に伝えるという大きな目的があると思うからです。

僕はそんな葦船からの学びそのものを「海からの手紙」と名付けました。

そして、海からの手紙を運ぶ。
それがこの太平洋葦船航海プロジェクトの目的です。

これからその思いを胸に日本を世界を旅していきます。

このプロジェクトはまだまだ大きな夢を持った赤ちゃんそのものです。
これから生み出すために必要なコトもたくさんありますし、モノもまだまだたくさん必要です。
アメリカの西海岸で葦船を作る場所も、お金も絶対に必要です。
そして一番必要なのは僕らと一緒に思いを重ねてくれる仲間です。

『海からの手紙を運ぶ仲間求む!』

どうかよろしくお願いします。

気持ちの響き合う仲間とこれから出会うことを心から楽しみにしています。

海族 石川 仁
OCEAN TRIBE JIN
~・~・~・~〇~・~・~・~

トークライブツアー vol.1
『海族たちの冒険はじまる』
~古代葦船で太平洋航海に挑む~

スケジュール
11月12日 札幌 かでる2.7 北海道立道民活動センター
11月17日 仙台 若林区荒町市民センター
11月20日 東京 ふろむあーすカフェ・オハナ
11月23日 鎌倉 ソンべ・カフェ
11月24日 修善寺 Tutty Cafe
11月27日 犬山 犬山農芸
12月 1日 熊野 出会いの里
12月 3日 大阪 調整中
12月 6日 龍野 あがぺーあーと
12月 8日 尾道 調整中
12月9日 広島 調整中
12月10日 博多 調整中
12月11日 長崎 シビックホール

*来年もツアーを予定しています。国内、海外を問わずトークライブ希望の方はこちらにご連絡いただければと思います。
石川 仁 info☆jinishikawa.com ☆を@に変えてくださいね。

最後にもう、一つお願いがあります。
どなたかこの文章を英語、スペイン語、アラビア語、韓国語、中国語、フランス語、ポルトガル語などの外国語に訳してもらえませんか?
できるだけ多くの国の人にこの思いを伝えたいと思います。
シェア大歓迎です!
どうぞよろしくお願いします。

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葦舟学校 IN 長崎野母崎 2016

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『葦舟学校 IN 長崎野母崎 2016』

春の陽気な風に乗って街を飛び出そう!
長崎最南端、野母崎はびっくりするくらい美しい空と海の楽園!
古代から伝わる草の舟を大人も子供もみんなで作って乗って遊ぼう!

日時:4月24日 9:30~17:30

場所:野母崎コミュニティカフェ リップル
長崎市脇岬町2785 https://goo.gl/maps/63E8hBzMD6P2

アクセス:車 長崎駅から45分 駐車場あり
バス 長崎バス 長崎駅南口より樺島・岬木場 行き 脇岬海水浴場前下車 所発要時間:1時間2分
http://www.nagasaki-bus.co.jp/

参加費:5,000円 (保険料込み、中学生以下2,500円)

講師 :石川 仁

昼食:リップルにてランチ(有料)、またはお弁当持参ください

用意するもの:飲み物、軍手(子供には子供用を)、着替え(乗船の時に濡れた場合)、日焼け止め(日差しが強い場合)、帽子、タオルなど

スケジュール:
9:30~10:00 講師による作り方の説明とロープワーク
10:00~11:00 チョリソ作り
11:00~12:00 大チョリソ作り
12:00~13:00 昼食
13:00~14:00 螺旋巻き
14:00~15:00 船体の絞り込み
15:00~16:00 波除けの取り付け、仕上げ
16:00~17:00 進水式、乗船
17:00~17:30 搬出、片付け
終了

☆懇親会あり

お申し込みは下記メール、又はFacebookのイベントページ
「葦舟学校 IN 長崎野母崎2016より」
http://facebook.com/events/628581737307782/

問い合わせ・お申し込み
(社)ONE OCEAN 095-7532-6846
info@jinishikawa.com
担当 石川

 

石川 仁 についてはこちらオフィシャルサイトも是非
http://www.jinishikawa.com

3万年前のあの日

3万年前の人は海の向こうに何を見ていたのだろう。
今一番知りたいのは、数百キロ離れた見えない島に向かって舟を出すかどうかだ。

僕が前に住んでいたラパヌイ(イースター島)にこんな伝説がある。
ヒバという場所に住んでいた王が、ある日夢の中で見た島に一族で住むようにと啓示を受ける。
本当に実在するのかどうか7人の航海士を送りその島があるかどうかを確かめさせる。
航海士たちは王様の夢に出てきた島に無事にたどり着き王のもとへ引き返しその島が実在することを伝える。
改めて一族とともに移住したのがラパヌイ・初代ホトゥマトゥア王だ。
アナケーナビーチに立つ7体のモアイたちはその航海士を意味すると言われていて、唯一ここのモアイ像だけが海を向いている。

ラパヌイは南米から3,000km、一番近い島でも4,000km離れている。

果たして3万年前の僕は恐れず舟を出したのだろうか。12804654_987286558012417_7298959219993116475_n