新たな葦船誕生!
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あしぶね作りワークショップ@長崎・野母崎
大好きな長崎・野母崎(のもざき)であしぶね作ります!
美しい砂浜漕ぎ出してたゆたう心地よさ。
みんなで作る、乗る、笑う、歌う、舞い、
感じる波音、風音、日光浴、月光浴、星光浴。
自然との一体感をこのタイミングで、ぜひ!
『あしぶね作りワークショップ IN 長崎・野母崎2017』
◆日時:6月4日 9:30~17:30
◆場所:野母崎コミュニティカフェ リップル
長崎県長崎市脇岬町2785https://goo.gl/maps/63E8hBzMD6P2
◆アクセス:車 長崎駅から45分 駐車場あり
バス 長崎バス 長崎駅南口より樺島・岬木場 行き 脇岬海水浴場前下車 所発要時間:1時間2分http://www.nagasaki-bus.co.jp/
◆参加費:社会人4,000円 学生3,000円 中学生以下2,000円(保険料、材料費込み)
◆講師 :石川 仁
◆昼食:リップルにてランチ(有料)、またはお弁当持参ください
◆用意するもの:飲み物、軍手(子供には子供用を)、着替え(乗船の時に濡れた場合)、日焼け止め(日差しが強い場合)、帽子、タオルなど
◎雨天中止、小雨決行 中止の場合は当日7時にHP:http://kamuna.net にてお知らせします。当日雨予報の場合はご確認ください
◆スケジュール:
9:30~10:00 講師による作り方の説明とロープワーク
10:00~11:00 チョリソ作り
11:00~12:00 大チョリソ作り
12:00~13:00 昼食
13:00~14:00 螺旋巻き
14:00~15:00 船体の絞り込み
15:00~16:00 波除けの取り付け、仕上げ
16:00~17:00 進水式、乗船
17:00~17:30 搬出、片付け
終了
☆主催:一般社団法人 ONE OCEAN
☆共催:NPO法人 コミュニティコミッション
☆協力:野母崎夢塾
◆お申し込みは下記メール、又はFacebookのイベントページ
「あしぶねワークショップ IN 長崎野母崎2017」
https://www.facebook.com/events/301242126966280/permalink/301242140299612/
◆問い合わせ・お申し込み
(社)ONE OCEAN 095-7532-6846
info@jinishikawa.com
担当 石川
https://www.facebook.com/events/301242126966280/permalink/301242140299612/?action_history=[%7B%22surface%22%3A%22timeline%22%2C%22mechanism%22%3A%22surface%22%2C%22extra_data%22%3A[]%7D]&pnref=story
次の扉へ
葦船太平洋航海プロジェクトのリサーチの旅を終え、アメリカから無事に戻りました!
3年前にカルフォルニアに来たときはなんのツテもなく、葦(tule-Reed)と海岸線をみて歩くだけしかできなかった。
それが去年、今年と時間とともに気が付けば有難い出会がいくつも重なり、理解してくれる仲間、専門家の人たちやネイティブの方々たちと少しづつだけど確実につながっていけたのがうれしかった。
そこにはこのプロジェクトの意味が持つ推進力と、それを後押しするような自然からの流れがある。
今回のポイント、
出航の時期はいつ
造船場所はどこに
葦船材料の(Tule-reed)があるか
そしてリサーチの結果、アメリカを去る最後に日には自分のなかで、
「いける」
という一番大切な感覚を心の中心に収めることができた
具体的にイメージが見えると、これからやっていくことが山ほどあるとわかってくる。始まる喜びとともに責任も感じる。
これからレポートをまとめていき、「何がいつまでにどのくらい必要か」誰でも可視化できるよう春に向け企画書の製作を開始します。
さあ、いこう!
次のステージのはじまりだ。
安全を守る鉄の馬たち!
LONGEST WALK 5 二日目
クミアイ族との出会い。
北米で草を束ねた舟と感動の初対面!
サンディエゴ在住でネイティブの血を引くアダムさんに案内され葦船の材料となる葦の群生している場所に案内してもらうことに。
どうしてもその存在をこの目で見て触れて感じたかった。
案内してくれたアダムスさんはネイティブの伝承を幼い頃から学び、現在各地でセレモニーを行っている。去年共通の友人の紹介で知り合った。
先月からメールで、
「葦船プロジェクトのリサーチのためにカルフォルニアに行くのでいろいろ教えて欲しい」
と、連絡すると二つ返事で快諾。
話が早い。
『教科書が変わる!?日本人のルーツをさぐる旅』で放送されます。
3万年前の舟を復元したプロジェクトの模様が今夜NHKの番組の一部で放映されます。
設計と製作を任された思い入れのある舟です。
よかったら、ぜひ!
12月27日(日)午後7:30~午後8:43 NHK総合
『教科書が変わる!?日本人のルーツをさぐる旅』
「日本人の原点」とも言える太古のご先祖さまの人骨が相次いで大量発掘!しかも骨からDNAまで取り出され、意外な新事実が判明!日本人のルーツをめぐる壮大な謎に迫る。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-12-27&ch=21&eid=879&f=3822
12月12日 石川仁トークライブ&交流会@浜松365base
数千年前の古代から伝わる葦船(あしぶね)を復元し、大
■日時:12月12日(土)
開場 13:30
講演 14:00
■場所:365BASE/
遠州鉄道助信駅から徒歩4分の場所です。駐車場は10台
■入場:1,500円
■問い合わせ 自由参加ですがお問い合わせは鈴木まで。
■主催:ひるまのながれぼし /http://
■共催 365BASE / ㈳ ONE OCEAN
冒険家 石川仁 プロフィール 1967年生まれ 一般社団法人 ONE OCEAN 代表 20歳から世界を放浪。サハラ砂漠をラクダと半年間単独
カムナ葦船プロジェクト・ホームページ www.kamuna.net
会場「浜松365BASE」
『365BASE』はアウトドアをコンセプトにしたシェ
365BASEが気になっている皆様、アウトドア仲間を
365BASEホームページ http://
トークライブ後に冒険家石川仁を囲んでの交流会をします
■時間 16:30~20:00
■交流会:1000円(場所代光熱費と食事代)
バーベキュー台と炭を用意してあります。
自分の食べたい食材、飲みたいドリンクを持ってきて下さ
持ち込み大歓迎!!
今後も使用させて頂きたいスペースです。
ゴミも持ち帰りましょう。
■問い合わせ 090-5620-1961 beach
■主催:ひるまのながれぼし /http://
■共催 365BASE / ㈳ ONE OCEAN
「人類最古段階の長距離航海」を再現する プロジェクト
与那国島で3万年前の舟を復元してきた!
といって、意味が通じるだろうか?
僕自身も3万年前といってもピンと来ないし縄文時代がモダンだという感覚には到底たどり着けるはずもないのだし。
でも、どうやら人類学、考古学の世界では3万年以上前に人類が海を越えて日本列島に移り住んだことが近年の研究でわかっているというのだ!
じゃー、3万年前の舟を復元して実際に航海を再現しようじゃないか!という博物館の研究チームのプロジェクトが立ち上がった。。
簡単に言うとこんな感じだが、本当は世界的に注目されている大真面目な研究だ。
人類学、海洋民族学、海洋考古学、古海洋学、分子人類学、集団生物学、進化人類学、行動生態学、シーカヤックの第一人者、カヤックビルダーの第一人者、探検家、冒険家・・・。日本中のその道の一流の専門家が参加している。
何しろ人類最古の舟を再現して台湾から与那国までの100km以上の海を渡り旧石器時代の時間に触れようとするのだから。
丸木舟、獣皮舟(動物の皮で作る舟)、竹イカダなど先住民が使っている舟が候補に挙がるなか、道具を使わずに長距離航海が可能な葦船(あしぶね)が第一候補となり葦船の専門家の僕が製作者として実際に復元することとなった。
3万年前の舟を復元するのに条件が二つ。一つは現地で手に入る材料を使うこと。もう一つは当時あったとされる道具(簡単な石器や貝殻など)でつくれることだ。
その上で古代の舟を設計しなければならない。責任は重くのし掛かる。
与那国で取れる船の素材は「蒲(ガマ)」を選んだ。秋の終わりにフランクフルトのような穂で有名なあれだ。葦よりも浮力があり手で簡単にちぎることができ与那国の湿原に見渡す限り群生しているのが決め手となった。
そのガマを束ねるのが植物、与那国文化に詳しい地元の方が教えてくれたツタだ。半分に割けば扱いもよく、十分な強度がある。
ガマは十分な浮力があるのは去年実験済み。
あとは、ツタでどうやって船に仕上げるかだ。半年以上考え続けた結果あるイメージが頭で出来上がっていた。ポイントはツタの結び方。いかに強く縛れるか、ゆるまないか、切れないかが重要だ。
あとは葦船つくり20年の経験を駆使し実際に組み上げてみればわかる!
浮かべてみればわかる!
失敗を恐れずまずはやってみる!
3日間かけて試行錯誤の結果、葦船「ナーマ」が誕生した。
地元与那国の祭事のやり方で進水式が執り行われた。
透きとおる無垢の海に古代のロマンを滑らせる。
見事に浮かんだ!
十分な手ごたえだ。改良の余地はあるものの海を渡れる実感に触れた。
それから、5日間漕ぎ続けいろいろな実験を繰り返しデーターを取った。
草を束ねた古代の舟にまたがって、透明感のある空、海、風に抱かれるのは悪くない。しかも、それが歴史を紐解くことになるのであればなおさらやりがいがある。
今回の旧石器時代の舟作りの再現で僕が感じたことは、おそらく3万年前も今も人間の持っているポテンシャルは変わらないんじゃないかということだ。
限られた条件の中で目標に向けて試行錯誤を繰り返し達成していく。
それは、今も昔も未来永劫変わるまい。
ロマンはエネルギーだ!
そう感じた与那国タイムスリップ・プロジェクトは幕を閉じ、来年までまた計画を練る日々へと姿を変えた。
また、会おう与那国!
来年はこの舟に改良を加え新たな3万年前の古代の舟で与那国から西表島まで漕ぎ渡る計画だ。