日本神話の里、宮崎県日向で美しい葦船が誕生した。
名前は4歳で参加のアイナちゃん命名の、
あしぶね『ひゅーひゅーが』
今回感じたんだけど、葦船作りワークショップには流れがある。
それは作る場所から伝わってくる流れや、
風や雨や雲の動きから注がれてくる流れ、
作るみんなの心の動きが織り成す流れが何か意思をもっているように単純で複雑に絡み合いながら流れているのをなんだか実感してしまったなぁ。
その流れをコントロールするんじゃなく、自分自身の心の流れを乗せて、いくべき場所に自然と運ばれたような感じ。
晴れた5月のあったかい太陽と、
すーっと降ってさーと上がった雨や、
笑いながら真剣に作るかつて子供だった昭和の大人のみんなと平成生まれの現役の子供たちや、
新緑の山々から溢れだす新しい息吹き。
ああ、こんな風に新しい命が生まれていくんだ。
新しい命が流れを呼びこんでいるんだ。
日向で生まれた葦船に、何か新しい葦船の作り方を教えてもらったとても美しい時間だった。
日本航海協会のみなさんをはじめ、ワークショップを一緒に作り上げたみなさま、ありがとうございました!