あけましておめでとうございます

僕はよく、「風」という言葉を使います。
それは物理的な風だけでなく、
心の真ん中から吹くイメージのような風のことです。

「こころの思いに自分を乗せて風とともに進んでゆく」

みなさまにも今年一年、いい風が吹きますように!

2017年 元旦

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3万年前の航海プロジェクト 「草舟」の実演をします

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石川仁の新しいサイトができています!

http://jinishikawa.com

昨日、今日は、国立科学博物館 海部氏の「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」において、本プロジェクトで草舟の設計・製作を担当する 石川 仁が、国立科学博物館で 古代舟(小型の草舟)の作り方を実演。

16日午後からは、プロジェクトメンバーも集結し与那国での活動などの新しい映像を公開する他、それぞれの専門家への質疑応答など2回目の記者発表会が行われます。石川も草舟の実演と共に参加します。

航海の際、実際に使う与那国島の素材でつくる草舟。普段の葦船学校で作る舟と違い、ツタの使い方含め、今までの経験を元に新たに考え抜いた草舟!

続報はまたお伝えします!

 

3万年前

 

3万年前のあの日

3万年前の人は海の向こうに何を見ていたのだろう。
今一番知りたいのは、数百キロ離れた見えない島に向かって舟を出すかどうかだ。

僕が前に住んでいたラパヌイ(イースター島)にこんな伝説がある。
ヒバという場所に住んでいた王が、ある日夢の中で見た島に一族で住むようにと啓示を受ける。
本当に実在するのかどうか7人の航海士を送りその島があるかどうかを確かめさせる。
航海士たちは王様の夢に出てきた島に無事にたどり着き王のもとへ引き返しその島が実在することを伝える。
改めて一族とともに移住したのがラパヌイ・初代ホトゥマトゥア王だ。
アナケーナビーチに立つ7体のモアイたちはその航海士を意味すると言われていて、唯一ここのモアイ像だけが海を向いている。

ラパヌイは南米から3,000km、一番近い島でも4,000km離れている。

果たして3万年前の僕は恐れず舟を出したのだろうか。12804654_987286558012417_7298959219993116475_n