葦船学校in野母崎 無事終了

週末に「葦船学校in野母崎」が笑い声高らかに開催されました!
地元、長崎で大好きな仲間たちとはじめましての仲間たちとが長崎の楽園・野母崎に集まった。
下は4歳から上は60代のオジサマまで男も女も一つになって同じ作業ができるのがこの葦船の魅力!
目指すは、自分たちで作り上げた古代の船を生み出し、海に浮かぶこと!
目的はシンプルでいい!
作るのは楽しいのがいい!
無事に完成し、葦船「おうどう坊主・ノモップル」と、名付けられた!
おうどう坊主とは長崎の方言でいたずら坊主のことだ。会場となった野母崎(のもざき)リップル略してノモップル。
いい名前だ。
楽しそうな笑い声が気になったのだろう、曇り空から太陽がのぞき始めた。
いい景色だ!
リップルのヒロキ、マキちゃんいろいろありがとう!
参加してくれたみんなありがとう!
また、海で遊ぼうぜ!

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近いうちに野母崎リップルで葦船乗船会&石川仁トークライブを予定してます。詳細が決まり次第お知らせしますね。

4月30日5月1日は和歌山県熊野本宮で熊野葦船祭り
5月7日8日は兵庫県豊岡市城崎温泉で楽々浦葦船まつり
でそれぞれ葦船学校を開催します。
タイミングが合う方はぜひご参加くださいね~!
詳しい問い合わせはメッセージにてお願いします。

葦船学校開催希望の方はお問い合わせください。→http://kamuna.net/?page_id=119
現在、週末で開催可能日はこちらです。
8月13日~14日
8月27日~28日
9月3日~4日
9月24日~25日

あけまして おめでとうございます。

昨年はいろいろとお世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年僕自身のテーマは「翔」です。
今まで知り合ったみんなと、これから出会うみんなと一緒に風に乗って大きく飛び立つイメージです!
さて、ざっくりとした今年のスケジュールです。
1月下旬~2月下旬 
去年に引き続き西海岸で葦船による太平洋航海のプロジェクトを進めてきます。
各分野で必要なことなことがたくさんたくさんあります。
皆さんの力をお借りできればと思います。よろしくお願いします。
3月中旬
一般社団法人ONE OCEANを母体とした「(仮称)日本葦船協会」を設立。古代船や葦船、草舟などを一緒に作った方、興味のある方、団体がつながれるコミュニティーとして立ち上げます。
また、多くの御要望により『葦船職人養成講座』を開催したいと思います。
葦船職人になりたい人は葦船の知恵をしっかりと伝授します。
4月~10月 
例年通り各地で古代船葦船(あしぶね)のワークショップを開催します。特に「熊野川では清流復活プロジェクト」として川下りのイベントとなります。
6月 
梅雨時のこの時期に海外ツアー開催します。去年はサハラ砂漠のツアーでしたが今年はマチュピチュを行く遥かなるアンデスの旅を企画しています。ペルー観光ガイドの経験を活かし普通のツアーとは一味違うものにしたいと思います。詳細は後日お知らせいたします。
通年
講演会はこちらも例年通り各地で開催したいと思っています。
テーマはサハラ砂漠編、ジャングル編、南米アンデス編、イースター島編、葦船太平洋横断編、葦船大西洋横断編、日本初の葦船カムナ号編、旅や冒険の知恵を伝える旅道編などいろいろです。
旅や冒険の引き出しはいろいろあります!
ぜひあなたの街に呼んでくださいね!
葦刈り、アシ舟作り、大型葦船製作、講演会、葦船職人養成講座など聞きたい事、呼びたい時、質問、お問い合わせはこちら↓
kamuna.ashibune.project@gmail.com
どうぞ、今年もよろしくお願いします!
皆様にもいい風が吹きますように!
一般社団法人 ONE OCEAN
石川 仁
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2015年を振り返り・・・

サハラ砂漠=夢の時間と空間

アメリカ西海岸=太平洋航海プロジェクトはじまりの音

与那国島=3万年前の記憶と旅する

沖縄=サバニのセクシー曲線美

あしぶね・ワークショップ=笑顔を束ねて舟になる

今年も本当にたくさんの人にお世話になりました!
ありがとうございました!

2015年は葦船(あしぶね)を初めてペルーのチチカカ湖で作ってから20年目。
高知県から伊豆諸島まで日本で初めての葦船外洋航海をしてから10年の節目。
去年に設立した一般社団法人 ONE OCEAN も無事一周年を迎えた。
節目の一年が終わりを告げようとしている。

さぉ、新しい年明けに向けて出航だ。
みなさまにも、いい風が吹きますように!

一般社団法人 ONE OCEAN
 石川 仁
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『教科書が変わる!?日本人のルーツをさぐる旅』で放送されます。

3万年前の舟を復元したプロジェクトの模様が今夜NHKの番組の一部で放映されます。
設計と製作を任された思い入れのある舟です。
よかったら、ぜひ!

12月27日(日)午後7:30~午後8:43 NHK総合 
『教科書が変わる!?日本人のルーツをさぐる旅』

「日本人の原点」とも言える太古のご先祖さまの人骨が相次いで大量発掘!しかも骨からDNAまで取り出され、意外な新事実が判明!日本人のルーツをめぐる壮大な謎に迫る。

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-12-27&ch=21&eid=879&f=3822

12月12日 石川仁トークライブ&交流会@浜松365base

Microsoft Word - 文書 1 (2)「海の冒険の話 ~古代の船で太平洋を渡る~」

数千年前の古代から伝わる葦船(あしぶね)を復元し、大陸間を渡っていた可能性の検証の旅。現代の海族が語る心躍る海の冒険談! 最後の30分間はシーカヤック日本一周を終えたばかりの鈴木克章とのスペシャルトーク。海の旅から学んだことや海外の旅の爆笑体験を二人の海族が熱く語ります。

■日時:12月12日(土)
開場 13:30
講演 14:00
■場所:365BASE/静岡県浜松市中区曳馬2-1-2 http://www.365life-realestate.com/sharelife/detail/9

遠州鉄道助信駅から徒歩4分の場所です。駐車場は10台は用意しておりますが、なるべく公共交通機関やお車での乗り合わせをお願いします。

■入場:1,500円

■問い合わせ 自由参加ですがお問い合わせは鈴木まで。090-5620-1961 beachplant.project@gmail.com(鈴木克章)https://www.facebook.com/katsuaki.suzuki.5

■主催:ひるまのながれぼし /http://hirumanonagareboshi.hamazo.tv/
■共催 365BASE / ㈳ ONE OCEAN
冒険家  石川仁 プロフィール 1967年生まれ 一般社団法人 ONE OCEAN 代表 20歳から世界を放浪。サハラ砂漠をラクダと半年間単独2700kmの旅。アラスカでエスキモーと暮らし獣革舟の製作。南米のジャングルを800km丸木舟で河下り。標高3800mのチチカカ湖を120日間かけてアシ船で一周。古代の民族移動がアシ船で海を越えていた可能性を検証する国連の公式プロジェクトに参加。南米チリからマルケサス諸島までアシ船8000km、バルセロナから大西洋上のカボ・ベルディ諸島まで5000kmの航海。高知から伊豆神津島まで日本初のアシ船外洋航海。2012~13年ヨットで日本一周。現在は全国でアシ舟作りのワークショップの開催。アメリカから日本へアシ船による太平洋横断を計画中。

カムナ葦船プロジェクト・ホームページ www.kamuna.net

会場「浜松365BASE」

『365BASE』はアウトドアをコンセプトにしたシェア住居です。中庭にボルダリング(壁を登る)あり、42帖のアウトドアリビングあり、キャンプスペースありの多くの人が交わりライフスタイルの発信ができるアウトドア村です。海あり山あり街ありのアウトドアの街・浜松らしい空間!!365BASEの理念『人生とはあなたが出会う人々であり、その人たちとあなたがつくるもの』。

365BASEが気になっている皆様、アウトドア仲間を求めてる皆様、どうぞこの機会にお越し下さいね。

365BASEホームページ http://www.365life-realestate.com/sharelife/detail/9

トークライブ後に冒険家石川仁を囲んでの交流会をします

■時間 16:30~20:00

■交流会:1000円(場所代光熱費と食事代)

バーベキュー台と炭を用意してあります。
自分の食べたい食材、飲みたいドリンクを持ってきて下さい。
持ち込み大歓迎!!

今後も使用させて頂きたいスペースです。
ゴミも持ち帰りましょう。

■問い合わせ 090-5620-1961 beachplant.project@gmail.com(鈴木克章)https://www.facebook.com/katsuaki.suzuki.5
■主催:ひるまのながれぼし /http://hirumanonagareboshi.hamazo.tv/
■共催 365BASE / ㈳ ONE OCEAN

「人類最古段階の長距離航海」を再現する プロジェクト

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 与那国島で3万年前の舟を復元してきた!
といって、意味が通じるだろうか?
僕自身も3万年前といってもピンと来ないし縄文時代がモダンだという感覚には到底たどり着けるはずもないのだし。
でも、どうやら人類学、考古学の世界では3万年以上前に人類が海を越えて日本列島に移り住んだことが近年の研究でわかっているというのだ!
じゃー、3万年前の舟を復元して実際に航海を再現しようじゃないか!という博物館の研究チームのプロジェクトが立ち上がった。。
簡単に言うとこんな感じだが、本当は世界的に注目されている大真面目な研究だ。
人類学、海洋民族学、海洋考古学、古海洋学、分子人類学、集団生物学、進化人類学、行動生態学、シーカヤックの第一人者、カヤックビルダーの第一人者、探検家、冒険家・・・。日本中のその道の一流の専門家が参加している。
何しろ人類最古の舟を再現して台湾から与那国までの100km以上の海を渡り旧石器時代の時間に触れようとするのだから。
丸木舟、獣皮舟(動物の皮で作る舟)、竹イカダなど先住民が使っている舟が候補に挙がるなか、道具を使わずに長距離航海が可能な葦船(あしぶね)が第一候補となり葦船の専門家の僕が製作者として実際に復元することとなった。
3万年前の舟を復元するのに条件が二つ。一つは現地で手に入る材料を使うこと。もう一つは当時あったとされる道具(簡単な石器や貝殻など)でつくれることだ。
その上で古代の舟を設計しなければならない。責任は重くのし掛かる。
与那国で取れる船の素材は「蒲(ガマ)」を選んだ。秋の終わりにフランクフルトのような穂で有名なあれだ。葦よりも浮力があり手で簡単にちぎることができ与那国の湿原に見渡す限り群生しているのが決め手となった。
そのガマを束ねるのが植物、与那国文化に詳しい地元の方が教えてくれたツタだ。半分に割けば扱いもよく、十分な強度がある。
ガマは十分な浮力があるのは去年実験済み。
あとは、ツタでどうやって船に仕上げるかだ。半年以上考え続けた結果あるイメージが頭で出来上がっていた。ポイントはツタの結び方。いかに強く縛れるか、ゆるまないか、切れないかが重要だ。
あとは葦船つくり20年の経験を駆使し実際に組み上げてみればわかる!
浮かべてみればわかる!
失敗を恐れずまずはやってみる!

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3日間かけて試行錯誤の結果、葦船「ナーマ」が誕生した。
地元与那国の祭事のやり方で進水式が執り行われた。
透きとおる無垢の海に古代のロマンを滑らせる。
見事に浮かんだ!
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十分な手ごたえだ。改良の余地はあるものの海を渡れる実感に触れた。
それから、5日間漕ぎ続けいろいろな実験を繰り返しデーターを取った。
草を束ねた古代の舟にまたがって、透明感のある空、海、風に抱かれるのは悪くない。しかも、それが歴史を紐解くことになるのであればなおさらやりがいがある。
今回の旧石器時代の舟作りの再現で僕が感じたことは、おそらく3万年前も今も人間の持っているポテンシャルは変わらないんじゃないかということだ。
限られた条件の中で目標に向けて試行錯誤を繰り返し達成していく。
それは、今も昔も未来永劫変わるまい。
ロマンはエネルギーだ!
そう感じた与那国タイムスリップ・プロジェクトは幕を閉じ、来年までまた計画を練る日々へと姿を変えた。
また、会おう与那国!
来年はこの舟に改良を加え新たな3万年前の古代の舟で与那国から西表島まで漕ぎ渡る計画だ。

*このプロジェクトは現代科学博物館人類学海部陽介氏が提唱する「人類最古段階の長距離航海」を再現する プロジェクトです。
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