葦船学校@与那国島

葦船に関する講演会・トーク
7月28日(月)19:00~21:00 於:佐久川家

ヒメガマ刈り取り作業
葦船の材料となるヒメガマを刈り取ります。
7月29日(火)9:00~ 於:樽舞(たるまい)湿地
持ち物:カマ、軍手、飲み物
小雨決行、台風の場合は中止

葦船作り
8月6日(水)9:00~ 於:マーナ浜広場
持ち物:カマ、軍手、飲み物
小雨決行、台風の場合は中止

葦船乗船会
8月7日(木)9:00~ 於:ナーマ浜
持ち物:水着、軍手、飲み物
小雨決行、台風の場合は中止

参加費:すべてのイベント無料
主催:与那国いとなみネットワーク
共催:与那国町教育委員会
協賛:資生堂
問い合わせ:0980-87-2002 与那国町教育委員会 村松

葦船学校@与那国チラシ

2万年前の船を復元する! 葦船学校@与那国島~ヒメガマ刈り取り~

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2万年前の船を復元する!

そんなプロジェクトが与那国で去年3月から始まった。

石垣島の発掘調査で2万年~3万年前の地層から人骨が発見された。DNA鑑定をした結果その人骨は大陸から渡ってきたとわかった。
ではどうやって大陸から石垣島に渡ったのか?
しかも同じ地層から猪の骨も出てきている。
つまり、2万年以上前に人類が船を作り猪などの食料をのせ海を越えて琉球のそして日本の島々に渡って来たことになるのだ!
ではいったいどんな船で海を越えてきたのか?

去年の冬に南山大学で考古学、人類学、地質学、シーカヤックの専門家などの第一人者の方々が集まり、「旧石器時代の船のを復元し実験航海を行う」ための会議が行われた。

船の復元といってもどんな舟のタイプだったのかを検証するために各分野の専門が研究発表をする。
バークカヌーと言われる樹皮舟、
動物の皮を使った獸皮舟 、
大木を削り出したくり抜き舟、
竹を束ねた竹舟、
そんなの専門家の方々に混ざり、ぼくは草を束ねた船「葦船」の話をさせてもらった。

全てに可能性はあるのだが先ずは葦船を実験的に作って与那国で浮かべてみよう。
と、なったのだ。

そして、今回は与那国に大量に自生しているガマ科のヒメガマを使って船を作ることとなったのだ。

昨夜は地元の人たちに葦船の事を理解してもらうために講演会を開いてくれた。

さぁ、来週末の舟作りに向けてこれからヒメガマの刈り取り作業をするため出発だ!

「最初に与那国島を発見した人々」
人類はその長い歴史のどこかの時点で舟を発明し、遠い海上の島を発見して、暮らすようになりました。
そんな人類最初期の航海技術を探る上で、琉球列島そして与那国島が重要であることが、最近の研究で明らかになってきています。
3万5000年以上前の祖先たちが、どんなチャレンジをして与那国島へやってきたの か、その手がかりを探ります。
海部陽介(国立科学博物館 人類研究部人類史 研究グループ長)

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葦船学校@壱岐 ~進水式&乗船会~

小学生の葦船職人が生み出した「けねやね号」
腰が抜けるほどの美しいブルーに向かって進水した!
まるで壱岐の海が数千年ぶりの古代船を優しく手のひらに乗せたように柔らかだ!
また、一つ新しい舟の命が浮かんだんだぁ!
さぁ、今日から2万年前の舟を復元するために日本最西端の魅惑の島、与那国へ!

葦船学校@壱岐 

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壱岐で初めての葦船が誕生!
八幡小学校4年生、5年生、6年生のみんなで生み出した数千年前の古代船。
名前は「けねやね号」
壱岐の方言でみんな一緒にという意味だときいた。泣ける。

ほとんど子どもたちだけで作り上げた船の美しい優しさにうっとり。

さあ、これから進水式だ!

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葦船学校@高島

長崎市の沖に浮かぶ高島。
高島の小学生、中学生のみんなで古代船葦船を作って、乗って、遊んで、学ぶワークショップを行います!

葦船作り
日時:8月11日(月)9:00~16:30
場所:高島水産センター

葦船乗船会
日時:8月12日(火)9:00~12:00
場所:高島海水浴場

主催 長崎市

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壱岐へ!

糸島のあとは長崎で一休みして今度はプロペラ機で壱岐へ!

ペルーのジャングルに行くときに乗って以来の20年ぶりのプロペラ機でパタパタと風を舞う心地よさ!

明日から二日かけて壱岐の子供達と素敵な葦船を生みだすぞ~!

葦船学校@壱岐 明日はじまる!

葦船学校IN糸島

糸島に葦船浮かんだ。

作ったみんなの手のひらの上で、凪いだブルーのはざまで、子供たちが未来を見つめる目の前でポッカリと見事に浮かんだんだ。

糸島の優しいく、たくましい想いが織りなした美しい舟をとってもありがとう!

 

葦舟学校 in 糸島

葦舟学校 in 糸島 〜1日目〜
古代の舟。イネ科の多年草 葦。葦 ロープ 人力 で 作る 葦で出来た舟。葦舟。

冒険家 石川 仁さんといとなみメンバー 参加者みんなで、力を合わせて、初日で工程の半分以上を作り終えました。

どんな舟か予習もなく参加した私。一つ一つ形が出来上がる度に、想像がどんどん膨らんで・・手作業のみで、丸みのある 素敵な舟の形になっていくのが、本当に面白かった‼︎

船首の穂が上がった時には、その美しい形に 感動した。一日でこんなに出来上がるなんて、凄ーい!!

葦船学校in糸島、参加者の投稿より

 

 

葦船学校in糸島 ~お知らせ~

冒険家 石川仁の海族トーク
日時:7月18日㈮19:00~21:00
場所:松末権久朗稲荷(糸島市松末区)
参加費:1,000円

葦舟学校~葦船作りと乗船~
定員20名
日時:7月19日㈯20日㈰9:00~17:00
場所:深江海水浴場 集合深江海水浴場駐車場
参加費(2日間保険料込み):5,000円(小中学生半額)
持ち物:軍手、昼食、飲み物、帽子、タオルなど、熱中症対策も忘れずに。

葦船体験祭り!
日時:7月21日(海の日)10:00~
場所:深江海水浴場 
参加費:1,500円(小中学生半額)
13:00~石川仁さんのお話会も開催!

問い合わせ
npo_itonami@yahoo.co.jp
主催:NPO法人いとなみ

葦舟poster糸島

海族便り 徳島市ケンチョピア

写真 (1)風速12mの南風を背にギュインギュインに走り和歌山から四国徳島港に一気に滑り込む。
港の入口で帆を下げエンジンだけで40分ほど川を上りハーバーへ向かう。
が、
エンジンがくすぶり黒っぽい煙をぷはっと吐いてスコトントンと止まった。
そう止まった。
再びかけるけど、回転数が上がらずまた止まる。
かける、止まる、かける、止まる。
同乗しているうちの奥さんも眉間にシワを寄せて微笑む。
ああ、エンジントラブルのスパイラルにまたハマるのだろうか。
エンジン載せ換えとオーバーホール計2週間50万円の去年の記憶がネットリまとわりつく。

どうにかだましだまし7km先のケンチョピアマリーナのビジター桟橋にヨットをぶつけるようにつけた。

事前に連絡していた地元徳島ヨットクラブの前会長の加村さんが迎えてくれアマナ号をつなぐのを手伝ってくれる。
挨拶もそこそこに、
「エンジンがダメです、近くにヤンマーのお店ありませんか?」とすがって聞いてみる。
どうにか今日中に直して明日出港しないと尾道の講演会に間に合わない。
「県で一番大きいヤンマーがあります。すぐいきましょう!」
助かった!
ヤンマーの事務所に転がり込むとかっぷくのいい工場長のクールなお言葉。
「ゴールデンウイーク明けで忙しくて来週にならないと無理ですね。」
「なんとかお願いできませんか?」
「申し訳ないですがちょっと難しいですね。」
よし、わかった。方針を変えよう。
「自分でやります、直し方教えてください!」
気の毒に思ったのか修理担当の人を呼んでくれ来てくれたのが勝浦さん。この人が素晴らしい人で、症状を説明すると言葉は少なく全然笑わないけど的確に直す箇所と順番を丁寧に教えてくれる。知識もめちゃくちゃ豊富だ。
説明がわからないときは正直に伝えると、工場にあるエンジンのところまで行きわかるまで教えてくれる。
「ありがとうございます。やってみます。」

さー、今までの経験総動員だ!
船に帰って工具箱を手にする。
まず燃料系のチェック。
燃料タンク、燃料フィルターを見てみるとやはりドロっと水が入っていた。
この船の欠点なのか、どうやら船首にある給油口から海水が入ってしまうみたいだ。
前回の故障の原因もこれだった。2週間50万円の記憶がまた点灯。
それでも、燃料系の詰まりの可能性もあるのでタンクから噴射ノズルまでの道筋のホースを外し、ボルトを外し、一箇所ずつ息を吹き詰まりがないかを確かめる。口の中に軽油の味が広がる。
できることはやってみた。
願いを込めエンジンをすべて磨く。
そして祈るようにかけてみる。
かかった!
一瞬喜んでみたもののギアを入れるとやはり回転数が上がらず悲しくエンジンが止まる。
「ダメか。」
直らなければ尾道行きが間に合わない。
こういう時はあきらめが肝心!
仕方がない講演会には陸路で向かうことを決めその日は工具をしまう。

次の日はわりかしスッキリと目覚め、またしてもヤンマーに駆け込み勝浦さんを探す。
症状を伝えると次の修理の段階をわかりやすく説明してくれる。
本当にいい人だ。
忘れないうちに、ヨットに戻り再び工具を握り締める。

エンジンが止まる原因で行きあたったのが噴射ノズルの不具合。
圧力をかけた燃料を霧状に噴射する場所だ。
自分で外したことがないから一瞬ためらったがひと呼吸して思いきって外す。
見るとノズルの先の針にサビがある。
これか、原因は!
早速、ヤンマーの修理工場へすっ飛んで行き勝浦さんにノズル部分を見せる。
「チェックしてみましょう!」
と噴射状態を測る機械にセットして圧力をかけるがノズルからは一ミリも噴射されない。
「完全に固まってますね。これじゃ動かない。」
どうやら、2気筒のうち1つのシリンダーは燃料が噴射せず爆発していなかったのだ。海水が入った可能性が高い。
予備で持っていたノズルを勝浦さんに渡し噴射チェックをしてもらう。
今度は大丈夫だ。微調整をしてくれ手渡してくれた。

早速ヨットに帰って注意を払って取り付ける。
よし、今度こそ!
そっとエンジンをかける!
ブルンと回る!回転数もなめらかに上がる!
ギアを入れても今度は止まらずストトントントン・・・と軽やかに力強く回り続けてくれる。
やった!
そらお仰ぎ見る!
エンジン復活だ!直ったのだ!何がうれしいって、自分の手で直せたことだ!
今までの壊れたら機械屋さんに直してもらう当たり前から、これからは自分で直せる自信へと変わった瞬間だ!
このエンジンの音をつまみに酒が飲める。

卒業試験のようでもあり何かひとつ向こうに超えたような気がした。

結局、尾道の講演も長崎諫早の葦船学校にもヨットで行くのは間に合わなくなってしまったけどそれはそれでいい。すべてが終わってから徳島に取りに来てのんびり帰ればいい。
きっとそこに何か意味があるのだろうから。

すがすがしい気持ちでいつまでもエンジンの音に耳を触れていた。