海族便り~鷺浦から境港へ~

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朝靄の中、出雲を背にホワイトイン。

久々の雨が不思議と嬉しい。

雨具を着込み「どん兵衛 関西だし」と玄米ご飯に板ワカメと手作りニラキムチで朝飯に。

舵と丼を交互に持ち変えながらアツアツの即席うどんに舌鼓。
ペルー在住のしげさんはどん兵衛がツボに利いたらしく唸り続けている。

さあ、島根を跡に、鳥取へと向かおう。
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海族便り~奥出雲より~

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奥出雲の102歳になるおばあちゃんの話を聞きに行った。

百年の歴史が声となって耳に触れる様が心地よい。

安来節を燦々と歌ってくれた。
まだまだ艶がある。

玄関にはおばあちゃんが最近書いた書が飾ってあった。

「私は嫌いなものがないの」

小さな豆大福をペロリと食べた。
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石川仁&森重公治トークライブ@出雲鷺浦

葦船の石川仁さんとマチュピチュガイドの森重公治さんのおはなし会をひらきます☆

現在、カムナ葦船プロジェクトの一環として、ヨットで日本一周をされてます。昨年、千葉からここ出雲へ。
そして今年は出雲から出発して北上し、日本一周へ。
これだけでも十分冒険だとおもうのですが、ここは序の口。
そんな仁さんとしげさんの旅と冒険のよもやま話を、ご一緒しましょう☆

【日時】 6月13日(木) 19:00~
【場所】 出雲市鵜鷺コミュニティセン ター (島根県出雲市大社町鷺浦1044-1)
【参加費】 一品持ち寄り&投げ銭

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海族便り~三隅から温泉津へ!

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葦船副船長のしげさんがペルーから帰国した。 去年に引き続き、日本一周の相棒として千葉県南房総まで、共に学び、共に笑い、共にいがみ合い、共に泣き、共に感動していくだろう。

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パサール満月海岸で1年振りに再会。 お互い禁煙が続いていることを喜んだ。

パサールの仲間たちに旅立ちを告げる。 ひとりひとりと胸を合わせ背中を叩き合いな がら再会を固く約束し、ゆっくりと港にむか う。

「いい旅を!」

と、誰もがいった。

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葦船学校@熊野本宮大社大斎原

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6月8日9日に熊野葦舟プロジェクト実行委員会の主催で葦船作りが行われました。

目的は、熊野川に昔のような豊かな水量を取り戻し下り、熊野本宮大社から河口にある熊野速玉大社までの川参詣の再生する事にあります。

今年で4回目を迎えた葦船作りは、新旧のメンバー延べ30人以上が集まり作り上げられました。

完成した葦船は作られた方はもちろん、親子連れを中心に地元の方々の参加もありました。

乗船会のあとは、大斎原から、3kmほど下流の請川まで漕ぎ下り葦舟の機能性などを体験学習してイベントを終えました。

また、9日の午後より、熊野本宮大社のお祭りの奉納用に長さ3mの葦舟も制作され夏の精霊万灯祭に熊野川に浮かぶことになります。

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海族便り~黄波戸にて~

思いもかけず、ギフトが届く時があるとは聞いていたが、今日だとは知らなかった!

今日は、朝8時から朝市があるよ、とはお店のおばちゃんに聞いていた。

普通、朝市というと商店街に出店を構えて、「お兄さん、安くしとくよ!おまけするからもってきな!」と、普通に予想していた。

しかし、市場に行ってみると、様子がまるで違う。競り人の回りにバケツを手にした人々の黒山の人だかりだ。
でも、ただの人だかりではない、みなが殺気立っている。
でも、ただの殺気立った人だかりではない。
ほとんどが60歳以上のおばちゃんだ!
バケツを手に目が笑ってない。

どういうことかというと、近所のおばちゃんたちが市場で魚を競り落としているのだ。

生きたタコ、羽根をバタつかせている飛魚、サザエにタイにヒラマサ、サメまでいる。

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しかし、残念ながら町の住人でないと買えないという。

ガッカリしてヨットにもどると、どっからきたと漁師さんらしきお父さんが立っている。白い髭が胸まで届きそうだ。

「千葉から来たんですよ。」
と、答えると、
「千葉のどこかね?」
と、聞いてくる。
「千葉の市川です。」
と、答えると、
「市川のどこかね?」
と聞いてくるではないか!
「市川の本八幡です。」
と、答えると、
「ああ、本八幡か。ワシも市川から来たんじゃ!」
「えっ??」
どうやら長い髭のお父さんは、市川に住んでいたが、定年を過ぎ生まれた山口に帰ってきたらしい。

それにしても驚いたが、驚きはそのあとも続き、これ持っていき!

と、渡されたスーパーの袋には、サザエと飛び魚が入っているではないか!
それも山ほど!

贈り物が突然やってきた朝だった。

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森山さんと!

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海族便り~室津から長門二見経由で黄波戸港へ~

梅雨らしい曇り空の下、室津湧田漁港を出航。

無風だ。

明日からまた低気圧が来るので行けるとこまでいくぞ!
腰に手を当て、目を細めて(もともと細いが)遠くを見る。

この先、何日間か予定してる港の近くにはガソリンスタンドがない。
調べるとここから3マイル離れた次の港にはあるらしいので燃料を補給する事に。

野球場より小さいだろうか、静かな漁港に入り一時係留した。
網を片付ける漁師さんに、
「油買いにいくので、ちょっとおかせてください」
と、僕。
「ああ、えーよ!」
と、人なつっこい笑顔でおじいさん。
スタンドで軽油を買ってヨットに戻るとき、
「ありがとうございましたぁー!」
と、僕。
「あぁ、気をつけて帰りんさい!」
と、当たり前のように笑顔で答える。

ああ、僕はいま帰り道にいるんだ。

そう、あと2,000キロの帰り道。

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海族便り~あぁ本州~

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マジでビビった!

本州へ向けて、強い風の中、帆を小さくしてコワゴワ海原へ。

2、3時間もすると風も僕も落ちつきを取り戻したので、縮めていた帆をバサッと大きく広げ鼻歌混じりのセーリング!

後ろから追いかけてくる優しい風に物足りなさを感じたのがマズかったのか!

風が、
「お前、物足りないって今言ったな!」
と、のたまったのはもちろん聞こえず、まだ鼻歌。

おやっ?
と思った時はもう手遅れなのは僕の人生で何度もある。
ブォッンと音がして風が唸った。
その後は容赦ない。
一気に風が強く荒れた。
鼻歌は鼻息ブンブンに変わる。
ヤバい、帆を縮めないと!

慌てて帆をおろすため船を風上に向ける。
維持するためにエンジンを駆けたのが間違いだった!

鼻歌セーリングで大きな魚も釣っちゃおーと淡い夢を見て、トローリング用の糸を引っ張ってたのを忘れてた!
慌ててエンジンを切る。

急いでトローリングの太い糸をたぐる。
ダメだプロペラにからまった!

どうしょう!

潜るか!
いや、この風でひとりで潜るのは危険だ!

落ち着いてるか?と自分に確認する。

でも、エンジンなしでこの風で港に付けるのはオレの腕では不可能だ。

どうする?

よし、潜ろう!

舵を放したため、帆がはらみ思いっきり傾く。足をガッツリぶつける。

まず帆を降ろさいとスゴい勢いで流されてく。
風上に船をたてられないから、帆がバタバタしてなかなか降りてこない。
「頼む、誰か手伝ってくれ!」
風が弱まるタイミングを読んで帆にぶら下がりながら引きずり降ろす。

どうにか降りた。

次は潜りだ!

転げるようにキャビンに入り水中眼鏡と包丁を持ってくる。

足ヒレを付けるか迷ったが、かえって邪魔になると判断。
素っ裸になって、水中眼鏡を付け包丁を口にくわえてザブン!

冷たい!一瞬だけ思った。
海を覗くと青い糸がスクリューにからまってるのが見えた。
船が流れる水流を感じてビビる。
が、いかねばなるまい。
よし、いける!
ヨットの後ろについてるハシゴから手を放す。
プロペラにからまった糸を包丁で切るがグルグルでガチガチになっていて一気には切れない。

水面に上がり一呼吸。大丈夫!
再び潜る。
メチャクチャに包丁をこすりつけ糸をむしり取る。
もう一度。もう一度。
とれた!一本も残らずに。
ハシゴまで泳ぐ!
ガシッとつかむ。
「あぁ、むかし水泳部でよかった」

ハシゴを上がりながら、ゆっくり息を吐く。
やりきった。
満足感が体を走る。
指を軽く切っただけでとくに怪我もない。
よかった。
と、ホッとしたのがいけなかった!

足を滑らし、マストのワイヤーとワイヤーの間にドスンと股間がはさまった!
痛い!
しかも全裸だった!
ヒィャッ!
っと叫んだろうか?
袋と内股に赤い赤いワイヤーのすれた痕が痛々しい。

今日の教訓
「全裸はやめよう」

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