海族便り ~船底塗装2日目~

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「じんさん、好きな事は何ですか?」
と聞かれると僕はいつも、
「初めての体験です!」
と、答える。
そう、「生まれて初めて」が大好物なのだ。
初めて食べた○○!
初めて見た○○!
初めて盗られた○○!
初めて触れた○○!
体験主義の僕は「初めて」に出会うと、

どうしようどうしょう?どうなるどうなる?ドキドキワクワク!鼻息ブンブン!目がギンギン!となる。

そして今日は初めての船底の塗装!
となりました、ハイ。

船底用のペンキは特別な塗料で自己研磨型もしくは自己消耗型はたまた、自己破壊型と呼ばれている。これが人間だったら「だ、大丈夫か!」と言いってあげたくなるなんとも怪しく危なっかしい液体だ。
簡単にいうと、海水の中でペンキが石鹸のように少しずつ溶けていき、貝や海藻などが着いても一緒に落ちてしまうというもの。

これを昨日磨きに磨いた船の底に二回ほど塗りたくりる。

プロペラはプロペラで「ペラクリン」というわかりやすい名前の塗料を塗る。
こちらは、シリコン系特殊合成樹脂系で、蓮の葉の表面 のように水を弾く性質があるため、海中生物が滑り落ちる! という訳も分からず、「おお、スゴい!」と納得する説明だ。

こちらも、6時間おきに下地処理+2回塗りで2日がかり。

塗るのは、どちらも普通のペンキと同じで、
(行きのバスに携帯電話を忘れ誰とも連絡できずに困る以外)特にドラマもなく無事に終了した。

お疲れさまでした。

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海族便り ~船底塗装1日目~

海族便り ~アマナちゃん船底塗装~

船を上げるとアマナちゃんの全容が。
さぁ、これから愛情込めての春化粧!

まずは、高圧洗浄機で全身シャワーから!

今日は藤壺取りのあとカミヤスリで削りに削ってスベスベ肌を目指します。

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海族便り~軍艦島より~

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アマナ号の船底塗装のため、去年の秋からお世話になった茂木港から長崎サンセットマリーナへと滑る海の上!

ああ、これこれ!

この感じ!

帆をあげ、風をはらめば、

ああ、これこれ!

グッとくる!

船底塗装は、フジツボや海藻などが船底に着かないように一年に一遍塗り直す船の春化粧。

軍艦島は、もはや遺跡だ。
生活の匂いがかさぶたのようにガサガサしている。

時間に取り残された島は、いま若者を中心ににぎわっている。

写真1軍艦島

写真2これは海苔の養殖ではなく、8ヵ月繋いでいた錨(イカリ)をあげてるとこ。

写真3見送りにペルー仲間のKAJITANIファミリー!ここ茂木港近くでイチゴを作ってて、差し入れてくれた。マジ、バカうま!世界一!

写真4ありがとう、茂木港!

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海族便り ~スンチョンからの風~

海族便り

~スンチョンからの風~

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「順天国際庭園博覧会エコ号」が韓国スンチョン市(順天市)で無事に生まれました。

葦船学校が初めて海を渡って作り上げた記念すべき船です。

いまはまだ日本と韓国との間にはぎこちなさが残っているのも事実だと思います。
しかし、少なくとも葦船を作った万博会場では、日本と韓国の仲間が力と心が一つにつながった心地よい響きが広がりました。

小さな一歩ですが、葦船という太古の知恵で世界をつないでいくための誇るべき第一歩だと信じています。

最後になりましたが、今回のイベントで招待して下さった藤井会長はじめ大阪水都の会のみなさま、韓国スンチョン市で受け入れて下さった社団法人「人と自然そして芸術」のキム・ヨンジュ先生はじめ関係者のみなさま本当にありがとうございました。

カムナ葦船プロジェクト

石川 仁

韓国の全国放送 KBSニュースで放映されました。2013年05月04日付け

http://news.kbs.co.kr/news/NewsView.do?SEARCH_NEWS_CODE=2653616