海族便り ~船底塗装2日目~

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「じんさん、好きな事は何ですか?」
と聞かれると僕はいつも、
「初めての体験です!」
と、答える。
そう、「生まれて初めて」が大好物なのだ。
初めて食べた○○!
初めて見た○○!
初めて盗られた○○!
初めて触れた○○!
体験主義の僕は「初めて」に出会うと、

どうしようどうしょう?どうなるどうなる?ドキドキワクワク!鼻息ブンブン!目がギンギン!となる。

そして今日は初めての船底の塗装!
となりました、ハイ。

船底用のペンキは特別な塗料で自己研磨型もしくは自己消耗型はたまた、自己破壊型と呼ばれている。これが人間だったら「だ、大丈夫か!」と言いってあげたくなるなんとも怪しく危なっかしい液体だ。
簡単にいうと、海水の中でペンキが石鹸のように少しずつ溶けていき、貝や海藻などが着いても一緒に落ちてしまうというもの。

これを昨日磨きに磨いた船の底に二回ほど塗りたくりる。

プロペラはプロペラで「ペラクリン」というわかりやすい名前の塗料を塗る。
こちらは、シリコン系特殊合成樹脂系で、蓮の葉の表面 のように水を弾く性質があるため、海中生物が滑り落ちる! という訳も分からず、「おお、スゴい!」と納得する説明だ。

こちらも、6時間おきに下地処理+2回塗りで2日がかり。

塗るのは、どちらも普通のペンキと同じで、
(行きのバスに携帯電話を忘れ誰とも連絡できずに困る以外)特にドラマもなく無事に終了した。

お疲れさまでした。

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