海族便り~奥出雲より~

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奥出雲の102歳になるおばあちゃんの話を聞きに行った。

百年の歴史が声となって耳に触れる様が心地よい。

安来節を燦々と歌ってくれた。
まだまだ艶がある。

玄関にはおばあちゃんが最近書いた書が飾ってあった。

「私は嫌いなものがないの」

小さな豆大福をペロリと食べた。
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