祝・海族、アマナちゃんと初めて川を遡る。
ドキドキした。
相方のしげさんと、言葉をハモる。
「ここ、タイのチャオプラヤー川じゃね!」
なんとも、東南アジアの香りがプンプン鼻をくすぐり倒す。
どこからかパクチーの匂いが、リキシャの喧騒が、突然のスコールが来てもおかしくない、アジア感がてんこ盛りで迫ってくる。
しげさんもオレも80年代のアジアを這いずり回った口だ。
何かが強烈に反応している。
この川、九頭龍川というなんとも暴れん坊の川っぽい川を川の流れに逆らって上流へと2kmほど上り、まさに時代を忍ぶ岸壁に船を舫う。
かつて、北前船が嘗てひしめき合った日本海の要の湊。
街の響きが心地いい。
さぁ、陸に上がろう!