あし船祭り ~この地に息吹を~
実行委員代表 永野 勇
僕は2008年の春に地元・千葉市で葦船祭りをやらさせて頂きました。
葦船職人・石川 仁さんをお招きし、参加者は地元の方々、友人、仕事仲間、葦船仲間と常時20人位。途中参加や入れ替わりを合わせるとのべ40人で、3歳の女の子から畑のおばあちゃんまで幅広く集まってくれました。
祭りでやりたかった事は地元の葦を使って地域の方達と一緒に船を造り乗る事で楽しさや親睦を深めたかったからです。
本番では造船や乗船の他にも、野球や移動販売のあげぱん屋さんのサプライズ登場などやりたい事は全部、しかもスムーズに出来ました。実行委員みんなで準備、段取り、役割分担のシェアリングをしっかり出来ていたお陰だと思っています。
良かった点は、当日パンフレットを作ったこと。
タイムスケジュール、仁さんや実行委員のコメント、注意点などを参加者に配ることによってより理解やイメージを深めるきっかけになったと思います。
苦労した点は企画の段階で発起人の僕が気持ちが先走ってしまってことです。
何をどうやりたいのかが次から次ぎへと変化してしまい一緒に手伝ってくれてる実行委員に迷惑をかけてしまったこと。
印象に残ってる点は、葦船祭りを この日をいい日しようと参加者、協力者一人一人が率先して動いてくれている姿。
沢山の差し入れやカメラマンを勝手ででくれた人、道幅の狭い橋を葦船が通る時に交通整理をやって頂いた方などなど見える所でも見えない所でも一人一人のファインプレーやフォローが一番印象に残っています。
~これから葦船を造りたいと思っている方々へ~
葦船は葦とロープで造る古代から続くシンプルな船です。みんなで葦を刈り、船を造り乗る頃には自然体で無邪気な自分になっているかもしれません。初対面の方とも自然と笑い合ってるかも。
海の波、川の流れがそのまま葦から体へと伝わり、まるで揺りかごに乗っているような心地良さをぜひ堪能してみてください。