海族便り~玄界灘から響灘へ~

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夜明け前、午前4時を回ったばかり。空が白みだす時刻だ。

雨も濡れた匂いだけを残して上がってくれた。

いつからだろう、日本が島だと実感したのは。

ラパヌイ(イースター島) の兄貴が
日本のことを、
「お前の島」
と、いつも呼んでいた。

この感覚をポケットに入れて海を渡ろう。

さぁ、低気圧のしっぽに掴まって東へと!
風はまだ強い。
小さく畳んだ帆を広げ、
僕の生まれ育った島、
本州へ!

海族便り~宗像大島にて~その2

本日、朝から強風、波浪、雷注意報がでていたのでここ宗像大島で天気の回復を待つことに。

風とうねりが港に入ってきてアマナ号をグルングルンにこねくり回している。本当は向かいの桟橋に移動したいのだが、この風と波の中で1人でロープをほどいて船に乗り移るのは危険と判断し、どうにか風がおさまる夜中まで耐えるしかない!

去年の冬の嵐では、ロープが切れて1人で夜中の海に飛び込んでガチガチ震えながらロープを結んだ事があった。

今、アマナ号を結んでるロープが7本。

切れなければいいのだが‥‥。

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